普段なにげなく使っている紙ですが、これには布のように縦目と横目があります。見分け方は簡単で手で真っ直ぐ裂いてみたとき、きれいに縦に切れるかどうかです。
紙漉き器(抄紙機)で紙をすくとき、紙が進んでゆく方向と同じ紙の方向を、縦方向、または縦目といいます。進んでいく方向に対して直角の方向を横目といいます。紙の繊維の大部分は紙の進む方向、すなわち縦方向に並んでいます。
この方向通りに裂くとまっすぐうまく裂くことができます。横目に裂くとうまく繊維の方向に進めないのでまがった裂け方になってしまいます。
「横紙破り」という言葉がありますが、これは無理矢理破りにくい方向に紙を裂くことからきた言葉です。転じて道理に合わない物事を自分の都合で押し通そうとすることをいいます。
